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子どもコンテンツフォーラム(CCF)クロージングセミナー
コラボ会議『新しい子どもの体験の形とコンテンツ』

プログラムの紹介

基調講演1 ゲーミフィケーションから子供の遊びについて考える

<13:00〜13:45>
さまざまな社会的な活動のなかにゲームの要素を持ち込む「ゲーミフィケーション」が注目されてからすでに10年が経過したが、あらためて、ゲームのような性質をもった様々な仕組みが子供の生活にどのように関係するようになってきたのか。現状を概観してみたい。
井上 明人氏
井上 明人氏
立命館大学 映像学部 映像学科 講師

ゲーム研究者。現在、立命館大学講師。国際大学GLOCOM助教、関西大学特任准教授などを経て現職。ゲームという経験が何なのかを論じる『中心をもたない、現象としてのゲームについて』を連載中。また、ゲームのアーカイブやデータベースに関わるプロジェクトに関わっている。単著に『ゲーミフィケーション』(NHK出版,2012)。開発したゲームとしては、震災時にリリースした節電ゲーム『#denkimeter』(CEDEC
AWARD ゲームデザイン部門優秀賞受賞)などがある。

基調報告1 子どもの遊びと子どもコンテンツトレンドの変化

<13:45〜14:00>
最近の子ども関連の統計や子供調査のデータ、昨年度・今年度の子どもコンテンツフォーラムのディスカッションで出てきたキーワードなどを元に、最近の子どもの遊びや子どもコンテンツのトレンドについてレビューします。
西岡 直実
西岡 直実
ミッドポイント・ワークラボ 代表

子どもの遊びや物語、キャラクターの心理効果などの研究をベースに、子ども調査の企画・分析、ワークショップの企画・実施、子どもコンテンツに関する情報サービス・コンサルティングなどを行う。広告会社ADKにて、アニメ番組やキャラクターのマーケティング、子どものリサーチ、教育番組の製作監修、時代予測などの仕事に関わる。2013年に退社し、子どもとコンテンツの研究所ミッドポイント・ワークラボを設立。また、2003年よりキャラクターや物語づくりを行う子どものワークショップを開催している。一橋大学社会学部卒業。放送大学大学院人間発達科学修士課程修了。日本発達心理学会、日本子ども学会、日本社会心理学会、日本アニメーション学会、絵本・児童文学研究センター等の会員。著書(共著)『図解でわかるキャラクターマーケティング』。子どもコンテンツや子ども市場に関する講演や執筆活動なども行う。

14:00〜14:05 -小休憩-

基調講演2 フィジカルとデジタルが融合したアソビ体験の提供

<14:05〜14:50>
未就学児から小中高生のライフステージに合わせた子供たちが夢中になれるアソビ体験施設の展開。フィジカルとデジタルは補完関係にあり教育ではなくアソビを通じて想像力を広げる能動的なアソビ体験についてお話しさせていただきます。
大類 昭夫氏
大類 昭夫氏
株式会社バンダイナムコアミューズメント アミューズメント事業ディビジョン ディビジョンマネージャー

1970年4月10日生まれ。神奈川県出身。1994年ナムコ入社(現バンダイナムコアミューズメント)店舗勤務を経て店舗統括~本社にて企画・購買・プロモーションを担当。現職はゲームセンター事業・アクティビティ事業・プロダクト事業を担当。

基調報告2 子どものキャラクター商品市場の変化

<14:50〜15:05>
コロナ禍のなかで子どものキャラクター商品市場にも変化が見られる。当社が実施する「キャラクタートレンド調査」のデータ及び「子ども調査2022」のデータを元に、最近の子どものコンテンツ嗜好の変化について報告する。
陸川 和男
陸川 和男
株式会社キャラクター・データバンク 代表取締役社長

広告・マーケティングの専門誌の編集者、マーケティング会社の研究員等を経て、2000年7月、株式会社キャラクター・データバンク(CDB)設立。CDB事業の統括を行うかたわら、キャラクタービジネスのアナリストとしてTV・新聞・雑誌等でのコメンテーターや執筆、講演活動なども行う。
2002年7月には、世界最大のライセンス協会LIMA(国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会)を日本に誘致し、LIMA日本支部(現・Licensing International Japan)を設立。また2014年には、一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会を設立に参加した。
産業能率大学 コンテンツビジネス研究所 客員研究員。一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会専務理事。東京2020マスコット検討会議/審査会委員。
著書には、「図解でわかるキャラクターマーケティング」(共著・日本能率協会マネジメントセンター刊)等がある。

15:05〜15:15 -休憩10分-

パネルディスカッション「新しい子どもの体験の形とコンテンツ」

<15:15〜16:40>
 コロナ禍がはじまってからほぼ3年が経過しようとしています。子どもたちは、外出などの生活制限や、テレワークや就業形態の変化などによる家族全体の変化など、これまでにない経験をしてきています。また、たまたまこの時期に新しい学校指導要領やデジタル機器の導入も重なり、定期的に増減する感染の波にも不安を感じながら、めまぐるしく変わる環境の中で、多くの子どもがストレスを抱えつつ、ギリギリ頑張って毎日を送っています。コロナ禍では、子どもたちのゲームや動画視聴だけでなく、読書、外遊びなどの時間も増えています。ストレス解消や癒し、ワクワク感や元気創造など、いまコンテンツの果たす役割は大きいと考えます。

 最近"withコロナ"ということで外出制限なども緩和される中で、コンテンツ業界側でも、オンライン化や、ハイブリッド、非接触などの工夫がなされ、また、アナログとデジタルが融合した新しい感覚の施設や遊びも登場しています。今年度のコラボ会議では、そういった新しい流れもふまえて、子ども・親子を元気にするために必要な遊びやコンテンツに求められる体験要素について、アニメ、ゲーム、施設、イベント、ツール、そして時間や空間といった幅広い視点も含めてディスカッションします。
亀山 泰夫氏
亀山 泰夫氏
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科研究員
一般社団法人CiP協議会事務局シニアディレクター
(世界オタク研究所主席研究員、CiPプロデューサー)

2012年まで、広告代理店、プロデュース会社で、アニメをはじめとするテレビ番組や、美術展、出版物等の企画プロデューサーとして活動。
2013年以後、フリーとしてアニメの周辺事業に関わりつつ、ポップカルチャー研究を開始し、2020年に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科にて博士
(メディアデザイン学)の学位を取得。
現在は、CiP協議会が進めるオタク文化研究機関構築プロジェクト「世界オタク研究所」の主席研究員としてアニメを中心としたポップカルチャー研究を進めるとともに、同協議会が港区竹芝地区に開設した拠点スペース「CiP」のプロデューサーとして活動中。
関戸 博樹氏
関戸 博樹氏
特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会 代表

特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会代表。冒険遊び場(プレーパーク)、児童館や放課後児童クラブ、保育園・幼稚園など、全国の子どもの遊び場づくりに関わり、コーディネートやスタッフ研修を行うフリーランスのプレイワーカーとして全国で活動している。また、3児の父でもあり、長男が1歳半から3歳半になるまでの2年間を主夫として過ごし、主夫としての経験も活かした親向け講座なども行っている。著書として「子どもの放課後にかかわる人のQ&A50」(学文社・共著)がある。
七海 陽氏
七海 陽氏
相模女子大学 学芸学部 子ども教育学科 准教授

専門は児童文化学。幼児・児童期の発達とICT・デジタルメディア など。1990年白百合女子大学文学部児童文化学科卒業後、富士通株式会社入社。情報・メディア産業向け営業、2000年BSデジタルデータ放送会社設立に従事し2002年同社を退職。「佐藤家のデジタル生活 子どもたちはどうなるの?」(草土文化)を上梓し、フリーランスで執筆、講演を行う。白百合女子大学児童文化研究センター、お茶の水女子大学文教育学部心理学講座の研究員ならびに複数の大学で非常勤講師を務める。2005年浜松大学こども健康学科専任講師を経て、2009年相模女子大学子ども教育学科専任講師。2014年より現職。東京工芸大学芸術学部ゲーム学科非常勤講師を兼任。

ネットワーク交流会

<16:45〜17:30>
パネリストも含めた交流会
お問い合わせ先 株式会社キャラクター・データバンク
TEL : 03-5776-2061
FAX : 03-5776-2062
E-mail : info@charabiz.com
受付時間 : 10:00~18:00(土日祝日を除く)