活動報告

2011年6月1日 被災地復興に向けて「Character Aid」発足!
企業や作品の枠を超え、子どもたちの“笑顔”のためにキャラクターが集結
 まさに未曾有の災害となった東日本大震災。発生から2カ月以上が経過したいまでも、被災者が安心して生活できるとはいえない状況だ。そうした被災地の復興に向け、官民それぞれの垣根を越えた“チーム”としての体制が求められるなか、「キャラクターができることは何なのか」という思いから、キャラクター関連企業が呼びかけ人となり、キャラクターを通じて支援活動を行う「Character Aid(キャラクターエイド)」プロジェクトが発足した。

 被災地の復興においては、インフラや経済的側面だけにとどまらず、被災した子どもたちの心のケアがきわめて重要になる。Character Aidでは、キャラクターがもつ「癒し」や「活力」といった力を結集させることで、子どもたちが笑顔を取り戻すためのサポートを目的としている。

 今後の活動としては、変化する復旧状況と被災者の心境を、NPOや現地ボランティアを通じて把握。官、民、NPO、個人ボランティア、それぞれが持つ人材、ノウハウ、資材を束ね、キャラクターを通じた着ぐるみ派遣イベントやグッズ提供、義援金活動サポートなど、長期的な支援を行っていく。

 5月29日には、東京・中央区の博品館TOY PARK銀座本店で義援金活動イベントに参加。「スヌーピー」や「ピングー」をはじめ、「あらいぐまラスカル」「ケアベア」「モモ」「チェブラーシカ」「たまごっち」などのキャラクターが登場した。同日を結団式として、7月以降、被災地を巡回する活動を予定している。

 また、参加企業および賛同企業をさらに広げ、業界一丸となって被災地を支援していくという。これまでもその必要性が唱えられていたものの、実現しなかった“業界一丸”となった取り組み。Character Aidが、企業間の新たな関係性を築くきっかけになる可能性もある。企業や作品といった枠を超えた同プロジェクトが、業界、そして社会に対してどのような影響を与えていくのか、今後の展開に大きな注目が集まる。

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【Character Aid概要】
賛同企業:
NHKエンタープライズ、キャラクター・データバンク、キンダーフィルムフェスティバル、サンエックス、ジャパン・エンターテイメント・ネットワーク、スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイルカンパニー、総合ビジョン、ソニー、ソニー・クリエイティブプロダクツ、ソニー・コンピュータエンタテインメント、ソネットエンタテインメント、タカラトミー、ディック・ブルーナ・ジャパン、日本アニメーション、博品館、バンダイ、ファンワークス、フロンティアワークス、マインドワークス・エンタテインメント、ワーナー・ブラザース コンシューマープロダクツ(50音順、6月1日現在)

協力団体:日本動画協会、「てをつなごうだいさくせん」
オブザーバー:経済産業省 関東経済産業局
事務局:キャラクター・データバンク


【問い合わせ先】
「Character Aid」事務局(キャラクター・データバンク内)
TEL:03-5776-2061 FAX:03-5776-2062
担当:飯澤、中谷