2023年のキッズ（3-12歳）のキャラクターの商品市場は約6,446億円（キャラクター・データバンク調べ）とキャラクター商品市場全体の約4割を占め、22年比では106.9％と伸長しました。キッズのキャラクター市場は、キャラクターやコンテンツそのものだけではなく、子どもたちを取り巻く教育、子育て、メディアなど、さまざまな環境の変化に大きく影響を受けます。

　少子化が進む中、逆に少子化に歯止めをかけるために、日本の子育て・教育環境の整備が急務とされる中、こども家庭庁が発足し、“こどもまんなか社会”というキーワードが提示され、今後、子どものWellーBeingや子どもの幸福感などを意識した方向でさまざまな子ども政策がますます進んで行くと思われます。

　子どものメディア環境は、スマートフォンやタブレットの急速な普及を背景に子どものネット動画視聴の日常化し、コロナ禍の在宅の影響などで大人向けのコンテンツを子どもが見る習慣の常態化、コンテンツの視聴行動や嗜好年齢のフラット化・ボーダレス化など、接触するコンテンツの多様化し体験も大きく変化しつつあります。

　そして物価高や円安が続く中、所得による体験格差や進学やイベントなどにおける地域格差、インバウンドの増加によるコンテンツ消費の変化など、今後子どもコンテンツにおいてもさまざまな課題や新しい嗜好が出てくると思われます。

　 「子ども調査」は、10年以上に渡り継続して、子どもコンテンツのトレンドやライフスタイルの変化など、定量的にキッズ市場を把握してきました。24年の子ども調査ではこうした背景をふまえ、子どもたちにいかに多様なコンテンツの接触・体験機会を提供し、子どもの幸福感をベースにしたコンテンツを開発、供給について、最近の家族のライフスタイルやコンテンツ嗜好、情報行動などの変化などとも絡めて明らかにしていきたいと考えています。

　本調査はみなさまに安価にご参加いただけるよう、情報をシェアしていただく“マルチクライアント型の調査 ”としておりますので、ぜひこの機会に調査へのご参加をご検討いただけましたら幸甚です。

＊本調査は、「子どもコンテンツリサーチ研究所（CCRI）」の一環として実施いたします。同じく本プロジェクトの一環として、「第5期　子どもコンテンツフォーラム（CCF)　子どもコンテンツビジネス講座【基礎編】／【実践ビジネス編】」を24年７月～25年１月まで開催中です。
「第5期　子どもコンテンツフォーラム（CCF)　子どもコンテンツビジネス講座【基礎編】／【実践ビジネス編】」詳細：https://www.charabiz.com/seminar_detail.php?tab=news&article_id=14133