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子どもコンテンツフォーラム(CCF)

プログラムの紹介

第1回    10月15日(木)
キックオフセミナー
16:00~18:30

キャラクター・データバンクが実施してきた「子ども調査」の結果を報告するとともに、現在の子どもを取り巻く環境のなかで変化する「からだと心」について解説。子どもコンテンツの子どもに与える影響と可能性について考えます。

①基調講演:「子どものからだと心」
講師:日本体育大学体育学部健康学科教授・野井真吾氏

野井先生が通常から提案されている、"光・暗闇・外遊び"、"ワクワク・ドキドキづくり"、"よい加減"といった最近の子どもの特徴を中心に今後の子どもコンテンツの方向性のヒントとなる視点についてお話しいただく予定です。

②「子ども調査2020より」
講師:子どもコンテンツリサーチ研究所 所長 西岡 直実

9月に実施した「子ども調査2020」の結果から、子どもの生活時間、メディア接触、コンテンツ嗜好、子育てや教育に関する親の意識や考え方など、コロナの影響等も踏まえ、結果のアウトラインから最近の子どもの特徴についてお話します。

③「キックオフセッション」
登壇:日本体育大学体育学部健康学科教授・野井真吾氏
株式会社キャラクター・データバンク 代表取締役社長 陸川 和男
コーディネーター:子どもコンテンツリサーチ研究所 所長 西岡 直実

基調講演、調査結果等をふまえ、子どもの生活時間と生活空間、子どもにとってのバーチャルとリアルの効果、あそびと学びの境界、といった切り口から、今後の子どもコンテンツの課題と可能性についてディスカッションしたいと思います。
 
野井 真吾氏
野井 真吾氏
日本体育大学体育学部健康学科教授

1968年、東京都生まれ。日本体育大学大学院体育科学研究科博士後期課程修了。博士(体育科学)。東京理科大学・専任講師、埼玉大学・准教授、日本体育大学・准教授を経て現職(日本体育大学・教授)。日本体育大学総合スポーツ科学研究センター センター長。子どものからだと心・連絡会議 議長。教育生理学、学校保健学、発育発達学、体育学を専門領域として、子どもの“からだ”にこだわった研究を続けている。具体的には、子どものからだ、心、生活が「どこかおかしい」、「ちょっと気になる」という保育・教育現場の先生方、あるいは子育て中のお母さん、お父さんの“実感”をたよりに、子どもの“からだ”にこだわって“事実”を明らかにし、その“実体”を追究する研究活動に努めている。主な著書に、『新版からだの“おかしさ”を科学する』(かもがわ出版)、『子どものからだと心白書』(ブックハウス・エイチディ)、『正しい姿勢で元気な体』(金の星社)、『めざせ!からだはかせ 全4巻』(旬報社)、『からだの元気大作戦!』(芽ばえ社)、『子どもの体温と健康の話』(芽ばえ社)、『子どものケガをとことんからだで考える』(旬報社)、『ここが“おかしい”!? 子どものからだ』(芽ばえ社)、『学校で実践!子どものからだ・心づくり』(教育開発研究所)、『きらきらキッズに変身』(かもがわ出版)などがある。

第2回    11月17日(火)
「子どもと遊び」

子どもにとって遊びは、「生きること」そのものであり、好奇心、創造力、協調性、洞察力、コミュニケーション力など非認知能力を育てる大事なことです。変化する子どもの「遊び」をどのようにコンテンツに取り入れるべきかを考えます。

「現代の子どもに真に必要な遊び体験とは」
講師:特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会 代表 関戸 博樹氏
パッケージ化された消費的な遊びではなく、 子ども自身が自ら主体的に遊びをつくるプロセスにこそ育ちと学びの機会があります。このセミナーは、真に必要な遊び体験のエッセンスを学ぶ2時間となります。
 
関戸 博樹氏
関戸 博樹氏
特定非営利活動法人 日本冒険遊び場づくり協会 代表

特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会代表。冒険遊び場(プレーパーク)、児童館や放課後児童クラブ、保育園・幼稚園など、全国の子どもの遊び場づくりに関わり、コーディネートやスタッフ研修を行うフリーランスのプレイワーカーとして全国で活動している。また、3児の父でもあり、長男が1歳半から3歳半になるまでの2年間を主夫として過ごし、主夫としての経験も活かした親向け講座なども行っている。著書として「子どもの放課後にかかわる人のQ&A50」(学文社・共著)がある。

第3回    12月17日(木)
「子どもの居場所」

家庭や学校で安心できる居場所を見つけられず、孤立する子どもたちが増えています。それは貧困問題に限ったことだけではなく、忙しい親が増えるなかで、親子で過ごす時間の減少とも関連していると思われます。現代における子どもたちの居場所を考えます。

「放課後は非認知能力を育てる時間」
講師:いおぎ みんなのがっこう 高橋 和弘氏
小学校に居るより長い放課後の時間は年間1600時間と言われています。  その時間をどう過ごすかが子どもの成長に大きく左右します。これから必要とされる「非認知能力」の涵養こそが放課後従事者の責務と信じています。  
 
高橋 和弘氏
高橋 和弘氏
いおぎ みんなのがっこう

広告会社で子ども向けコンテンツ開発に従事。武士道を子ども向けに再構成した著作「こども武士道」上下2巻(講談社)2万部刊行。キッズデザイン賞受賞。2012年杉並区で民間アフタースクールを起業。これまで1000人以上の子ども達と相対し、500以上のワークショップ・プログラムを企画開発。

第4回    1月18日(月)
「子どもと体験」

子どもたちが[生きる力]を育むためには、自然や社会の現実に触れる実際の体験が必要です。特に幼少期の自然体験活動は、後に積極性・責任感・意欲・関心など、いわゆる「やる気」を高めるといわれています。危険なことは排除するような社会風潮のなかで、子どもたちの体験を考えます。

「かわいい子ほど解き放て!」
講師:【ふれあい教室】一般社団法人エデュケーション・コミュニティ 森田 次郎氏
わたしたちの生活環境は急激な変化の中にいます。今、子どもたちにどんな体験を届けるのか。変わるもの・変わらないもの、子どもたちの生き抜く力を磨く”体験”について、みなさんと一緒に考えたいと思います。
 
森田 次郎氏
森田 次郎氏
【ふれあい教室】一般社団法人エデュケーション・コミュニティ

大学時代より地域振興調査研究及びプロデュース事業に参画。靴下の企画営業、WEBコンサルタントと従事した後、現在複数の事業を進めるパラレルワーカー。
幼稚園放課後に自然遊びなど体験を主体とする小学生向け「ふれあい教室( https://www.facebook.com/fureaikyoushitsu/ )」を運営する。また、地方創生事業として体験型教育やワーケーションなどの関係人口創出の企画運営を全国各地10箇所以上で推進中。

第5回    3月1日(月)
「子どもと食育コンテンツ」

食育は単にバランスのとれたご飯を食べることではなく、食を通して、生きていく力を身につけていこうという大きな意味合いを含んでいます。現在、企業や団体によってさまざまなかたちで取り組まれているなかで、そこから見える課題やコンテンツとの関わりを考えます。

*企業協働で取り組む食育コンテンツ
安全で豊かな放課後を日本全国で実現すべく、学校施設を活用し、地域と共に子どもの育ちや学びを応援する放課後の居場所「アフタースクール」の運営と多種多様な企業と連携した教育プログラムを全国で実施している活動実績から子どもたちに求められる体験について考えます。

「食育から考える子どもたちの体験」
講師:放課後NPOアフタースクール 米村 真悟氏
今回は、食育事業の事例を中心にご紹介し、従来の食体験のみならず、SDGsを始めとする新しい分野での学習・体験やコロナ禍以降、オンラインでの教育体験も教育現場から求められていることを中心にお話し、今後の次世代育成支援について考えます。
 
米村 真悟氏
米村 真悟氏
放課後NPOアフタースクール

放課後NPOアフタースクール(https://npoafterschool.org/social-design/
特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール関西事務所に2018年より在籍。東京首都圏近郊に21校開校しているアフタースクールの活動や企業との協働プロジェクトを全国に拡げるべく活動を展開中。同志社大学大学院総合政策科学研究科博士課程にも在籍。

第6回    3月23日(火)
クロージングセッション「子どもにとって“いい”コンテンツとは何か?」

ラウンドテーブル形式にて、コーディネーターから、「子ども調査2020」で取り上げた子どもコンテンツの5つの効果項目と第5回までのセミナーでの議論などをもとに、いくつかのテーマとなるキーワードを提示し、各登壇者の方から話題提供をいただきます。

【話題提供】
*中村 仁氏(跡見女子大学):「コンテンツが作る子どものモチベーション」(仮題)
(仮)学習マンガや脳トレなども含め、コンテンツによって、子どもがモチベーションを高めたり、やる気を出すためにはどんな要素が有効か、また、生きる力や人とのコミュニケーション方法などを自ら取得していくために役立つコンテンツの要素などについて、親たちの期待や社会的な課題などもふまえてお話しいただきます。

*高山 晃氏(ファンワークス):「子どもの現実感と自己肯定感を応援する」
(仮)子ども向けコンテンツの製作にあたって、大人向けの作品づくりとのちがい、日頃留意している演出的な工夫や注意点など、現場で意識している子ども視点についてお聞きしながら作品を通じて「子どもたちの感覚を現実に引き戻すこと」や「自己肯定感を高めること」といった最近意識されている子どもの課題についてもお話しいただきます。

*亀山 泰夫氏(CiP協議会/世界オタク研究所):「子どもにとってのテレビコンテンツの役割と課題」
(仮)最近の日本の子ども番組やテレビアニメなど、子ども向けメディアコンテンツの傾向などをベースに子どもたちのテレビコンテンツ離れと、YouTubeやゲームなど子どもの嗜好の変化について分析し、今後の製作テーマや仕組みづくりなどについての課題についてもお話していただきます。

【パネルディスカッション】
*パネリスト:中村 仁氏、高山 晃氏、亀山 泰夫氏、陸川 和男(キャラクター・データバンク)
*コーディネータ:西岡 直実(ミッドポイント・ワークラボ)
 
中村 仁氏
中村 仁氏
跡見学園女子大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科 准教授

1976年、東京都生まれ。宇都宮大学農学部農業経済学科卒業、京都大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了後、東京工業大学より論文により博士(学術)を取得。国際連合世界食糧計画、帝国石油株式会社を経て研究活動の道に進む。産能短期大学専任講師、東京大学大学院情報学環特任講師、日本経済大学大学院経営学研究科准教授兼クリエイティブ産業研究所長を経て現職。(跡見学園女子大学教授)。社会・経済システム学会理事、日本テレワーク学会理事、一般社団法人大都市政策研究機構監事の他、日本外国特派員協会会員として東洋経済オンラインなどでの執筆活動を行なっている。
社会情報学をベースとして、コンテンツや観光など機能的価値より情緒的価値を基盤とする産業を研究対象としている。主な著書に「クリエイティブ産業論:ファッション・コンテンツ産業の日本型モデル」などがある。近年はアニメツーリズム白書2020にて解説を執筆した。
高山 晃氏
高山 晃氏
株式会社 ファンワークス 代表取締役

広告代理店、映像制作、アニメプロダクションなどを経て2005年に株式会社ファンワークスを設立。WEBアニメ「やわらか戦車」を皮切りに「がんばれ!ルルロロ」、「英国一家、日本を食べる」などのTVアニメシリーズ。映画、広告、日本地域の観光(クールジャパン)系アニメなどのプロデュースに関わる。2018年4月よりがNetflixオリジナルにて世界190カ国で配信がスタートした「アグレッシブ烈子」が海外で話題となり、2019年セカンドシーズンが決定。中国の最大手IT企業テンセントの人気WEB漫画のアニメ化「兄に付ける薬はない!2」が7月より中国、日本でスタート。8月、アニメ「ざんねんないきもの事典」(NHK Eテレ)の制作&プロデュース。現在も多岐に渡るプロジェクトを推進中。
亀山 泰夫氏
亀山 泰夫氏
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科研究員
一般社団法人CiP協議会事務局シニアディレクター
(世界オタク研究所主席研究員、CiPプロデューサー)

2012年まで、広告代理店、プロデュース会社で、アニメをはじめとするテレビ番組や、美術展、出版物等の企画プロデューサーとして活動。
2013年以後、フリーとしてアニメの周辺事業に関わりつつ、ポップカルチャー研究を開始し、2020年に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科にて博士
(メディアデザイン学)の学位を取得。
現在は、CiP協議会が進めるオタク文化研究機関構築プロジェクト「世界オタク研究所」の主席研究員としてアニメを中心としたポップカルチャー研究を進めるとともに、同協議会が港区竹芝地区に開設した拠点スペース「CiP」のプロデューサーとして活動中。
お問い合わせ先 株式会社キャラクター・データバンク
TEL : 03-5776-2061
FAX : 03-5776-2062
E-mail : info@charabiz.com
受付時間 : 10:00~18:00(土日祝日を除く)