AI活用のIP監修効率化プラットフォームをドコモよりスピンアウト
効率化されたIP監修を通じて人のクリエイティビティを発揮する環境を構築
AIを活用したIP(知的財産)監修効率化プラットフォーム「AIPEX™(アイペックス)」を開発・運営するAIPEXは、NTTドコモ(ドコモ)からスピンアウトし、9月16日から事業を開始した。

AIPEXは、NTTドコモグループの新規事業創出プログラム「docomo STARTUP®」を通じて発案され、2024年度docomo STARTUP DAYで金賞を受賞した事業だ。代表取締役社長は発案者である大城 敦司氏が務め、メンバーの奥村 康生氏、中里 健也氏とともに事業を推進。事業開始にあたり、ANOBAKA、CINCA、およびドコモから出資を受けた。
今回、IPホルダー(版権元)とライセンシー(IP使用者)が1つのプラットフォーム上でキャラIP(知的財産)の監修業務を完結させ、AI技術を活用して制作工程の効率化と省略化を実現するサービス「AIPEX」を提供する。複数のIPホルダーとの実証実験においては、監修にかかる作業時間を平均6割削減し、さらにはAIにより抜け漏れのなく確認することに成功した。その結果として、コスト削減とガバナンス強化の面においても高い効果を確認している。
今後は、キャラ、アニメ、マンガをはじめとして出版社やゲーム会社などへの導入を推進し、ライセンスビジネスにおける標準的な監修インフラとなることを目指す。
【プラットフォーム概要】
1. 概要
「AIPEX」の導入により、これまでメールやチャット、表計算ソフトなどアナログな手段に依存していた監修業務の全プロセスを一元管理・可視化。これにより、監修担当者の作業負荷を劇的に軽減し、承認プロセスの迅速化とガバナンス強化を両立させ、IPホルダーの担当者が企画立案やパートナーシップといった、より付加価値の高い創造的な業務に時間を割ける環境を提供。
今回、IPホルダー(版権元)とライセンシー(IP使用者)が1つのプラットフォーム上でキャラIP(知的財産)の監修業務を完結させ、AI技術を活用して制作工程の効率化と省略化を実現するサービス「AIPEX」を提供する。複数のIPホルダーとの実証実験においては、監修にかかる作業時間を平均6割削減し、さらにはAIにより抜け漏れのなく確認することに成功した。その結果として、コスト削減とガバナンス強化の面においても高い効果を確認している。
今後は、キャラ、アニメ、マンガをはじめとして出版社やゲーム会社などへの導入を推進し、ライセンスビジネスにおける標準的な監修インフラとなることを目指す。
【プラットフォーム概要】
1. 概要
「AIPEX」の導入により、これまでメールやチャット、表計算ソフトなどアナログな手段に依存していた監修業務の全プロセスを一元管理・可視化。これにより、監修担当者の作業負荷を劇的に軽減し、承認プロセスの迅速化とガバナンス強化を両立させ、IPホルダーの担当者が企画立案やパートナーシップといった、より付加価値の高い創造的な業務に時間を割ける環境を提供。

2. 背景と目的
日本のキャラビジネスは、国内市場規模が約2.7兆円 (年平均成長率1~3%)と巨大な成長市場である一方、その収益の根幹であるIPのブランド価値を維持するための監修業務が、メールでのやり取りや、人による目視確認といったアナログな手法に依存。その結果、修正が重なり担当者の負担が増えるといった非効率が生じている。この監修業務の非効率性がボトルネックとなり、新たなライセンス展開の機会を逃すといった機会損失も発生。
こうした状況を打開し、キャラライセンスビジネスの収益機会を最大化し成長を加速させることを目的に、「AIPEX」を開発。アナログで非効率な監修業務をDX化することで、監修のスピードと品質を両立させ、IPビジネスのポテンシャルを最大限に引き出すことを目指す。
3.特徴
・監修依頼の一元管理とプロセスの可視化
メールやファイルサーバーに散在している監修依頼と関連情報を、プラットフォーム上で一元管理することで、案件の進捗状況や過去のやり取りが瞬時に把握でき、タスクの抜け漏れやコミュニケーションロスを防ぐ。さらに、提出されたファイルはすべてプラットフォーム上で直接確認できるため、ダウンロードの手間なく最新版を即座に把握できる。
・AIによる監修作業の半自動化で、担当者の負荷を削減
提出された制作物と、事前に登録したキャラガイドラインや過去の監修データをAIが自動で照合し、違反の可能性がある箇所を指摘。担当者は単純なチェック作業から解放。
・個社ごとの事例蓄積・継続学習で品質均一化
監修事例を継続的に蓄積・学習することで、ガイドラインに明文化されていない現場の暗黙知や、人によって異なる判断のばらつきを吸収・標準化。これにより、監修品質を常に一定水準に保ち、ブランド価値を安定的に守る。また、個人の経験や勘に依存せずに済み、担当者の異動や退職によるナレッジロスのリスクも最小化。
4.利用料金・申込方法
利用料金や申込に関する詳細は、AIPEXコーポレートサイトの問い合わせページより連絡。
<株主 / 投資家からのコメント(順不同)>
日本のキャラビジネスは、国内市場規模が約2.7兆円 (年平均成長率1~3%)と巨大な成長市場である一方、その収益の根幹であるIPのブランド価値を維持するための監修業務が、メールでのやり取りや、人による目視確認といったアナログな手法に依存。その結果、修正が重なり担当者の負担が増えるといった非効率が生じている。この監修業務の非効率性がボトルネックとなり、新たなライセンス展開の機会を逃すといった機会損失も発生。
こうした状況を打開し、キャラライセンスビジネスの収益機会を最大化し成長を加速させることを目的に、「AIPEX」を開発。アナログで非効率な監修業務をDX化することで、監修のスピードと品質を両立させ、IPビジネスのポテンシャルを最大限に引き出すことを目指す。
3.特徴
・監修依頼の一元管理とプロセスの可視化
メールやファイルサーバーに散在している監修依頼と関連情報を、プラットフォーム上で一元管理することで、案件の進捗状況や過去のやり取りが瞬時に把握でき、タスクの抜け漏れやコミュニケーションロスを防ぐ。さらに、提出されたファイルはすべてプラットフォーム上で直接確認できるため、ダウンロードの手間なく最新版を即座に把握できる。
・AIによる監修作業の半自動化で、担当者の負荷を削減
提出された制作物と、事前に登録したキャラガイドラインや過去の監修データをAIが自動で照合し、違反の可能性がある箇所を指摘。担当者は単純なチェック作業から解放。
・個社ごとの事例蓄積・継続学習で品質均一化
監修事例を継続的に蓄積・学習することで、ガイドラインに明文化されていない現場の暗黙知や、人によって異なる判断のばらつきを吸収・標準化。これにより、監修品質を常に一定水準に保ち、ブランド価値を安定的に守る。また、個人の経験や勘に依存せずに済み、担当者の異動や退職によるナレッジロスのリスクも最小化。
4.利用料金・申込方法
利用料金や申込に関する詳細は、AIPEXコーポレートサイトの問い合わせページより連絡。
<株主 / 投資家からのコメント(順不同)>

今回、ANOBAKA生成AIファンドより出資させていただきました。今後ますます拡大していくIP・コンテンツビジネスにおいて、IPの管理・監修業務は非常に幅広く、膨大な工数が発生しています。そこにAIを活用したワークフローを導入するインパクトは極めて大きく、AIPEXがこの領域をリードしていくことを期待しています。大城さんはドコモで若くして周囲を巻き込み、今回スピンアウトという大きな挑戦に踏み出されました。大企業からスピンアウトした若手起業家が果敢に挑む姿勢は大きな意義があり、業界の未来を切り拓く力になると確信しています。ANOBAKAとしても、AIPEXが大きく成長できるよう、全力で支援してまいります。

NTTドコモの新規事業研修から生まれたプロジェクトがスピンアウトし、新会社として独立したことを自分ごとのように嬉しく思います。研修での学びと挑戦が形になったことを誇らしく感じます。新会社はIP許諾管理のSaaSに挑み、業界に新しい仕組みを生み出そうとしています。CEOの大城さんは情熱とやり切る力、人当たりの良さを兼ね備え、周囲を前向きに巻き込む起業家です。これからどんな景色を見せてくれるのか、私自身もワクワクしています。

AIPEXのスピンアウトと素晴らしい投資家様とのご縁を心からうれしく思います。AIネイティブな大城さん率いるチームは、キャラクターIP監修のプロセスをAIで効率化し、エンタメ業界の可能性を広げる挑戦を続けてきました。私たちも、日本のキャラクターIPが世界中でいっそう活躍できる未来を共に応援したいと考えています。AIPEXのソリューションがクリエイターとファンをつなぎ、新たな価値を生み出すことを楽しみにしています。NTTドコモグループは今後も、不確実性の高い新規事業への積極的な挑戦を続け、パートナーの皆さまと共に、より良い未来の実現に貢献してまいります。
※記載情報は、発表日現在のものであり、仕様、サービス内容、問合せ先などの内容は予告なしに変更される場合あり。
・「AIPEX」コーポレートサイト:https://aipex.co.jp/
・「docomo STARTUP」公式サイト:https://startup.docomo.ne.jp/
・「AIPEX」コーポレートサイト問合せ:https://aipex.co.jp/
2025/10/23
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