2022年国内家庭用ゲーム市場規模(店頭販売分)は前年比増の3,748億円
※「ファミ通」マーケティング速報
2022年国内家庭用ゲーム市場規模(店頭販売分)は前年比増の3,748億円
ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2022年の国内家庭用ゲームソフト(パッケージ版のみ)とハードの売上速報をまとめた(集計期間2021年12月27日~2022年12月25日)。
2022年の店頭・通販販売分の家庭用ゲーム市場規模は、ハードが前年同期比103.4%の2,097.8億円、ソフトが同104.1%の1,650.4億円、合計で同103.7%の3,748.2億円となっている。前年まで、巣ごもり消費の影響を受けていたことから反動も懸念されたが、強力な新作ソフトの登場とゲーム機本体の品薄に解消の兆しが見られたため、2022年は2年ぶりにトータルの市場規模がプラスとなった。
年間ソフトランキングの首位は、3年ぶりのシリーズ最新作となる「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」(ポケモン/2022年11月18日発売/Switch)が獲得。年間販売本数は433.9万本と、前作「ポケットモンスター ソード・シールド」(ポケモン/2019年11月15日発売/Switch)が2019年に記録した年間販売本数298.8万本を大きく上回るペースで数字を伸ばしている。2位の368.8万本を販売した「スプラトゥーン3」(任天堂/2022年9月9日発売/Switch)も、前作を超える勢いで販売本数を積み上げた。
ハード市場では、主力商品に世界的な半導体不足と、サプライチェーンの混乱の後遺症が続いたものの、年末にかけて徐々に復調。年間販売台数では、3機種合計で480.5万台を販売したNintendo Switchが6年連続でトップとなった。また、プレイステーション5は115.4万台、Xbox Series X|Sは27.0万台とそれぞれ前年の実績を上回り、今後のさらなる普及の拡大に注目が集まりそうだ。
2023年のソフト市場は、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」(任天堂/2023年5月12日発売予定/Switch)や、「ファイナルファンタジーXVI」(スクウェア・エニックス/2023年6月22日発売予定/PS5)といった強力な新作が登場する予定で、家庭用ゲーム市場のさらなる盛り上がりが期待される。
【市場規模 概要】
2022年国内家庭用ゲーム市場規模:3,748.2億円
(集計期間:2021年12月27日~2022年12月25日/週数:52週)
<参考>
2021年国内家庭用ゲーム市場規模:3,613.9億円
(集計期間:2020年12月28日~2021年12月26日/週数:52週)
※市場規模はハード・ソフト(パッケージ版のみ)の合計値。
(2023/01/23)