「こまねこ公開撮影展」を渋谷パルコで開催
コマ撮りアニメ「こまねこ」最新作の撮影現場を覗ける「目撃型」展示
2003年にNHKのイメージキャラクター「どーもくん」のスタッフチームの手でうまれ、映画やDVDにもなった短編人形アニメーション「こまねこ」の最新作の制作作業を、渋谷PARCO8Fの「ほぼ日曜日」で開催する。
山の上でおじいさんと暮らしているものづくりが大好きなネコの女の子を主人公にした短編人形アニメ「こまねこ」。この作品の生みの親、合田経郎監督からできたてホヤホヤの最新作「こまねこのかいがいりょこう」の絵コンテが4月の下旬に届いた。
コマ撮りアニメは、人形をすこしずつすこしずつ動かし、写真24カットでようやく1秒が完成するという、緻密で膨大な作業の積み重ねから生まれる。最新作「こまねこのかいがいりょこう」の一部が、本展の会場で実際に行われる。会場には、壁で囲んだアトリエを設営。アトリエの壁には、いくつかの「穴」をつくり、中で行われているクリエイティブの現場をそっと覗き見ることができる「目撃型」の展示となっている。
「こまねこ」の制作を手掛けるのは、数々のコマ撮りアニメを手がけるドワーフ氏。今年20周年を迎え、今まで手掛けられた、たくさんの作品のなかから、「こまねこ」「どーもくん」「まくまくん」「なまいきヴォルク」「空き缶のツナ」のほんものの人形や、過去の「こまねこ」の絵コンテや物語に登場する小道具を展示する。
また、「こまねこ」の主人公であるこまちゃんが好きなオレンジジュースと、いつも大人ぶって飲んでいるコーヒーが飲める「喫茶こまねこ」をオープン。コーヒーの注文で「コーヒーが登場するシーン」のステッカーを1枚、ランダムでプレゼントする。この展覧会で、「こまねこ饅頭」は初披露する。
さらに、展覧会の開催を記念して、オリジナルグッズを制作。 オリジナルのTシャツのデザインは、かろやかに走るこまちゃんと、真剣なまなざしで絵コンテを描くこまちゃんの2種類。かわいいシーンがいっぱい詰まったフレークシールは、すこし大きめのサイズ感となっており、どちらも、会場とほぼ日曜日のオンラインストアで販売する。
(2023/05/23)